INTERVIEW 04
お客様の夢を叶える
お手伝い
JAバンク統括部 営業実践グループ
グループ長代理
松橋 卓威
TAKUI MATSUHASHI
2002年 新卒入会 / 教育人間科学部卒
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一人ひとりの想いに共感し叶える仕事
所属部署について教えてください。
「JAバンク統括部」に所属しています。「JAバンク統括部」は、2つのグループ・1つのセンターと、県下JAの窓口となる事業所が2拠点あります。県下JAの信用事業の機能強化・拡充を図るべく、JA指導や支援業務を行っています。
JA指導や支援業務とは、具体的にどのような仕事ですか。
具体的には、JAの信用事業伸長に向けた体制整備、商品企画、広報(PR)、人材育成などにかかる各種施策の立案・実践支援などがあります。
JAの信用事業をどのように伸長するか、あらゆる側面から支援していく仕事といえますね。松橋さんご自身の日頃の業務はどのようなものですか。
私自身の業務は、JAの信用事業の中核商品である住宅ローンを伸長させることです。
主には、「①商品開発」「②営業実践支援」「③課題解決施策の考案」があります。
「①商品開発」では、ハウスメーカーの利便性を考えつつ、お客様がJAを選んでよかったと満足していただけることを第一に考え、住宅ローン商品を開発しています。商品を考え、形にする過程はハードルもありますが、とてもやりがいがあります。「②営業実践支援」は、どのような業務ですか。
住宅ローンの最大の獲得ルートになる「ハウスメーカーとの関係構築」に向けた営業実践支援を行っています。住宅ローンの学習会を開催してJAの商品性を伝えたり、ハウスメーカーとのタイアップイベントを通して、JAとハウスメーカーが良きパートナーとして関係構築ができるようサポートをしています。
「③課題解決施策の考案」についても教えてください。
JAやハウスメーカーに足を運び、自分の目で課題をみつけ、課題改善などにむけた施策の検討を行っています。
住宅ローンを通じて地域の方々の支援をしているのですね。
そうですね。住宅ローンは、地域の方々の生活に直結する商品です。お客様は住宅購入とともに家族の将来の生活に対する理想や想いを抱いています。〝一人ひとりの想いに共感し叶えられる仕事〟といってもいいかもしれません。
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〝失敗〟に学び、挑戦を続けた20年
今までの業務経験を教えてください。
入会時は窓口で貯金為替を担当し、金融機関の基本的な業務を経験しました。その後、法人融資担当や融資推進企画担当を経験するなど、営業セクションで延べ14年、貯金為替および融資の現場と企画の両方を学び、多くの経験を積むことができました。
また、JAバンクセクションでは、県下JAの信用事業伸長に向けた融資業務の推進企画担当を、延べ6年経験しています。
20年のキャリアを振り返ると、信連とJAの融資伸長に関連する仕事が大半でした。常に融資伸長のための課題に向き合い、あらゆる挑戦を続けられたことは、大きな糧になっています。達成感の大きい仕事ですね。一方で、この仕事の難しさがあれば教えてください。
そうですね、現在在席しているJAバンク統括部の仕事は、JAの信用事業伸長のためにさまざまな施策を検討していますが、いくら私たちがいい施策だと思って提案しても、県下JAに受け入れられないこともあります。
そういった反省から学び、現場で何が起きているか、綿密に情報収集した上で、JAが必要としている課題や解決施策を検討するようにしています。県下JAの声を深く理解するためには、どのようなことが欠かせないでしょうか。
大切なことは、県下JAで働くみなさんの声、ハウスメーカーの営業担当者の声に寄り添うことです。重層なコミュニケーションを図り、JAに必要な施策を検討し、協議し、会議体に付議した上で施策を展開していく。この一連の流れは仕事を進める上で非常に重要な過程です。幾度も反省を繰り返し、自分の中で確立してきた仕事の進め方でもあり、チーム全体でこの仕事の進め方を重要視しています。
どれくらいの期間をかけて、課題の把握や施策検討から実施まで進行していくのですか。
4カ月に1回は、新たな施策提案の機会があります。その間に、JA職員や関連企業などからのヒアリングを行い、チームで課題点や改善点を入念に考察し、施策検討を重ねていきます。
施策の提案に年齢や経験は必要ですか。
施策の提案に年齢は関係ありません。ただ、20代の頃の私は、よいと思って提案してもなかなか結果に結びつかないこともありました。経験を重ねる中で、現場の声から適切に課題を読み取れるようになったことで、結果に結びついてきたように感じます。
ですから、はじめのうちは、すぐに数字にあらわれなくて、足踏みすることもあると思います。しかし、幅広い年代で意見交換を重ねていきますし、困ったときは先輩たちが支えます。臆することなく、新たな発想で挑戦できるので安心してください。 -
企業との提携に奔走した日々
これから挑戦したいこと自己研鑽できた経験を振り返ると、長野県信連はどんな職場といえますか。
オンとオフのメリハリがあり、〝居心地のいい職場〟です。異なる経験や考え方を持つ職員と仕事をすることで、自分の成長も感じられます。温和なコミュニケーションを大切にする社風があるので、同僚や上司にも相談がしやすく、上司も自分がやりたいと思った企画などを任せてくれるので、やりがいや責任感をもって仕事ができます。
とくに大きなやりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。
JA住宅ローンの利用者に対する特典を企画したときのことです。
ご存知の方が多いかもしれませんが、昨今は他行金融機関との金利競争に拍車がかかっており、金利以外のメリットを訴求する必要があります。そこで考えたのが、金利ではなく特典で利用者に還元する仕組みです。
JA住宅ローンの新規契約の特典を生むために、「引越し・インターネット・家具購入・ホームセキュリティ関連サービス」などの企業との提携を打診しました。たとえば、JA住宅ローン新規契約で、家具をお買い求めやすくなる特典を組めれば、利用者には必需品を購入しやすくなるメリットが生まれ、家具販売店には新規顧客の獲得につながるというメリットが生まれます。
このような施策を実施することで、マイホーム購入時にトータルでサポートできますし、住宅に関わるあらゆる企業にも事業伸長のきっかけを創出できます。住宅購入だけでなくトータルでサポートをされているんですね。
そうですね。このように一つひとつの取り組みや施策から地域貢献を実感できるので、想いも強くなります。提携の打診では、企業の東京本部へ飛び込みで電話営業を行い、現地まで車を走らせ訪問するなど、営業活動に奔走しました。
最終的には予定していた全企業との提携を実らせ、住宅ローンを販売する県下JAからも、住宅ローン新規契約のお客様からもご好評をいただいております。今後も新たな施策を検討し、アイデアを実現していきたいです。これから挑戦してみたいことを教えてください。
私は現在の業務で明確な目標を掲げています。2021年度中に県下JAの住宅ローン残高を県内2位(現在3位)に押し上げること。そして、次期中期計画期間(2022~2024年度)中に県下JAの住宅ローン残高を4,500億円、新規獲得シェア率を25%以上にすることです。
これらを実現するために、JAにおいて何が必要なのか、何をしなければならないのかを考え、さまざまな施策を検討していきます。すでに新しいプランを考えており、今の環境であれば、この目標は必ず実現できると考えています。 -
採用希望者へのメッセージ
私たち信連は、県下JAと一体となって、幅広い分野の信用事業を運営しています。金融機関やJA系統を取り巻く環境は厳しいかもしれませんが、JA系統はポテンシャルも高く、さまざまな分野で伸びしろがあり、〝底力のある組織〟だと思っています。そして、自分がやりたいと考えたことを実現できる組織です。
私は大学時代教育学部で保健体育を専攻しており、金融機関はまったくの〝畑違い〟だったかもしれませんが、縁があって入会し、今こうしてやり甲斐と達成感に満ちた毎日を過ごしています。
臆せずやりたいことに挑戦して、私たちと一緒に〈長野県JAバンク〉の未来を切り開きましょう!ある日のスケジュール
08:30 出勤 / メールチェック・資料作成
09:30 某JAローンセンター訪問(意見交換・事前打合せ)
10:00 JA担当者と住宅公園訪問。住宅関連会社Aの営業担当者に住宅ローンの学習会を開催。あわせて情勢等意見交換を実施。
11:00 移動・昼食
12:30 某JAローンセンター訪問(意見交換・事前打合せ)
13:00 JA担当者と住宅公園訪問。住宅関連会社Bの営業担当者に住宅ローンの学習会を開催。あわせて情勢等意見交換を実施。
15:00 住宅関連会社Cの支店長を訪問。情勢等意見交換を実施。JAバンクに対して求めるものについて率直な意見をいただく。
16:00 帰社・復命書作成
18:30 退勤ENTRY
長野県信連で私たちと共に
〝明日の信州〟を創造しませんか。長野を愛し、地域経済の持続的発展に向け共に協働する仲間を募集しています。当会の目指すものに共感いただける方は、ぜひご応募ください。